株式会社DTP出版

※大学テキストにつき解答などは入っておりません。
 
『英語史ノート』正誤表

【内容紹介】
英語史は、大学の英文科で英語学・英米文学・英米文化のいずれの専攻分野を学ぶにあたっても、その基礎となる知識の一つです。和書・洋書を問わず、英語史に関する詳しい教科書はいくつも存在している中で、本書は、大学における（半期）授業科目としての英語史を考慮し、内容を必要最低限に抑えた、｢あれもこれも｣ではなく｢あれかこれか｣の英語史教科書を目指しました。全てを本文中に記すのではなく、ポイントのみを箇条書きで示し、さらに重要部分は穴埋めにすることで、学習者の理解がより深まることを企図しています。また、巻末には、本書をきっかけに英語史をもっと深く知りたくなった学習者に向けて、｢さらなる読書のために｣というブックリストを付属しました。
 
【目次・抜粋】
第 1回　英語史のオリエンテーション
第 2回　聖書の｢主の祈り｣を現代英語から古英語まで遡ってみよう
第 3回　英語の系統 (1) ―比較歴史言語学とインド・ヨーロッパ語族
第 4回　英語の系統 (2) ―ゲルマン語派とグリムの法則
第 5回　英語史概観
第 6回　古英語の外面史
第 7回　中英語の外面史
第 8回　格、代名詞、名詞の不規則複数形、ウムラウト
第 9回　定形、非定形；動詞の活用の変遷
第 10回　不定詞、進行形と動名詞、完了形、関係代名詞
第 11回　綜合的言語から分析的言語へ―屈折の衰退と語順の確立
第 12回　古英語 (OE)を読んでみよう　『アングロサクソン年代記』 449年のブリテン島侵略
第 13回　中英語 (ME)を読んでみよう　『カンタベリー物語』総序
第 14回　初期近代英語 (EModE)を読んでみよう　『ロミオとジュリエット』バルコニーシーン
第 15回　その他の英語史のキーワード
補章 1　 (to)不定詞、原形、語幹、語根
補章 2　言語の古い形が残っているのは中心の地あるいは周辺の地 ?  
補章 3    OEの英雄叙事詩『ベオウルフ』の冒頭を読んでみよう
補章 4　古英詩｢キャドモンの讃歌｣ (Cædmon’s Hymn)を読んでみよう
さらなる読書のために
参考文献
【著者】
野村　忠央（のむら　ただお）
文教大学 文学部 英米語英米文学科 教授
（※上記に掲載した略歴は本書刊行時のものです。）